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『神託のタロット』の解説が深すぎて、カードを使うより解説をじっくり読んでいる…

『旅の終わりに、愚者はふたたび旅を始める。』

みなさん、こんばんは。

ここ数日、わたしは昔のことを思い出しています。

2000何年だかの英国占星術協会のカンファレンスに行ったとき、どうしてリズ・グリーン氏にサインもらわなかったんだろうと。

その時、彼女はわたしのすぐ目の前にただ静かに立たずんでいて、時折通り過ぎる人たちと低い声で軽く挨拶を交わしていただけでした。

昨年末12月に発売されて最近やっと手にとったリズ・グリーンの『神託のタロット』。
さすが、さすが、ゆっくり読み込みたいと思わせる内容に、久々にあのシーンを思い出しました。

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ギリシャ神話をモチーフとして作られたタロット

そんな思い出話はいいとして、本題のこのタロットデッキの話に入りましょう。

このカードには、ギリシャ神話の神々がモチーフとして描かれています。

そして、解説には、

人間の行動を理解するためには、原点へ、すなわち太古の神々へ回帰しなければならなかった。

神話は、絵や物語を用いて、人生の内面を形づくっているものや、才能を十分に発揮するための経験過程を教えてくれる。

と説明されています。

そして、

さて、そろそろカードの出番だ。そこに描かれてる大いなる元型や太古の神話について、より理解を深めよう。

久々になんとワクワクさせられる導入部分しょう!

 

78枚のカード、一枚一枚の解説は…

とりあえず78枚の全体像をつかもうと、一度パラパラとめくってみます。

すべてのカードが、一編の「愚者」の成長物語のように連続性と前後の関連性を持って説明されているのがわかります。

そして、カードに描かれたギリシャ神話の神々に象徴される元型を紐解くことで、カードの意味について理解を深めていもらおうという心憎い構成となっています。

 

例えば、わたしの好きなカードは…

わたしの一番好きなカード「節制」には、これもわたしの好きな虹の女神イリスが描かれていて(テンション上がる!)、さらに、そのひとつ前の「正義」の女神として描かれたアテナとの対比で説明されています。

アテナを論理的思考の象徴とし、イリスを相反する感情機能と捉えて、この二者を一対のカードして説明することで、カードの個性をより明確にしています。

※余談ですが、この感情を、本能的反応の「情動」ではなく、最終的な調和に向けて知的に選択するものとしているのがまた納得でした!

解説の随所には、そんな仕組みがなされており、それも楽で読むことができます。

このタロットは、カードを使って欲しいというより、このカードの解釈を神話や元型、心理学が好きな人に読んで欲しい…という印象です。

 

最後に、今、あなたに一番伝えたいこと…

このカード、当サロンで扱っておりますので、ご入用の際はぜひお声かけください(笑

では、では、素敵な金曜の夜をお過ごしください♪

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